オーディオ用パワーアンプCD-PA100にボリュームレスモデルを追加
2021/8/3
合同会社カレントディレクトリ(所在地:東京都渋谷区、代表社員:伊藤祐輔)は、 オーディオ用パワーアンプCD-PA100に新たなモデルを追加しました。
パワーアンプ CD-PA100 は、カレントディレクトリ初のオーディオ製品として2020年12月の発売以来、組み合わせる機器を選ばない癖のない音色や、低ノイズ・高駆動力の面で、大変ご好評を頂いております。
本製品は、音量調整機能の無い再生機器を手軽に接続できるように、ボリュームとサービスコンセント付きのパワーアンプとして発売しましたが、このたび、ボリュームとサービスコンセントを省略したモデルを選択できるようになりました。
カレントディレクトリは、CD-PA100の発売以来、積極的に配送による試聴機の貸し出しを行ってまいりました。その中で、ユーザー様やご検討中のお客様から、ボリュームの無い一般的なパワーアンプを希望するご意見を多く頂戴しておりました。
本モデルの追加により、すでにプリアンプやプリアンプ付きDAコンバータ等をお持ちの方が、本格的なパワーアンプとして当製品をお選び頂くことができるようになります。
音量調整用のボリュームを省略し、入力端子とアンプ部を直接接続しています。ボリュームを省略することにより、音質的な劣化をさらに減らすことが可能です。また同時に、サービスコンセントも省略しています。
もちろん、ボリューム付きの通常モデルにおいても、導電性プラスチックを使用した高品位のプロオーディオ向けのボリュームを使用しておりますので、どちらのモデルを選択しても音質を損ねることはありません。
電源の駆動力を大容量のコンデンサーだけに頼らず、過渡応答特性に強い専用の電源回路を左右独立に置くことで、コンデンサーによる音の変化を最小限に抑えています。 これにより、最大出力が20W/chながらも駆動力が大幅に向上し、10μVの低残留ノイズを達成することができました。
アンプ部はトランジスタのみを使用したディスクリート電流帰還・AB級・ダイレクトカップリング(DCアンプ)方式の回路です。これにより、トランジスタ本来の音と性能を引き出すことができ、送信管アンプをイメージさせる、淡い暖色系の聞き疲れしないサウンドに仕上げました。 また、専用の電源回路のおかげで、クリアで力強さを感じる音にもなりました。
電源には低ノイズで負荷変動に強いRコアトランスを使用しています。左右chのアンプ部・電源部は物理的・電気的に独立しており、負荷変動でのグラウンド電位が変化しにくくなっています。
また、シャーシからアンプ基板までグラウンド配線を最適化することにより、パワーアンプ全体として低ノイズを実現しています。 また、フレーム・信号グラウンドの配線切り替えスイッチを搭載しており、ユーザーの環境に合わせて最適なグラウンド配線をお選びいただけます。
純A級動作範囲を1W@8Ωとし、低消費電力と低歪み率をバランスしました。アンプの利得を低めの14.4dB(5.3倍)としており、プリアンプ等の入力機器側からの音声信号伝送時にS/N比を向上させることができます。これは現代の機器(2.0Vrmsの出力レベル)との組み合わせおよび一般的な部屋での視聴に必要十分な仕様です。
また、オートパワーOFF機能の搭載により、万が一の電源切り忘れの場合にも安全です。
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